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「マザー・テレサ映画祭」9月10日より東京都写真美術館ホールで開催!珠玉のドキュメンタリー全7本を一挙上映

 

Photo 女子パウロ会

 

2010年に開催された「生誕100年記念 マザー・テレサ映画祭」。彼女の奇跡ともいえる活動を記録した、国内外の珠玉のドキュメンタリー全7本を一挙上映した映画祭は、東京都写真美術館ホールの総動員数歴代1位を更新し、映画を通じて多くの方がマザー・テレサの精神に触れた。今回、マザー・テレサの列聖、そして、東京都写真美術館のリニューアル・オープンを記念した「列聖記念 マザー・テレサ映画祭」が、9月10日(土)から9月30日(金)まで、東京・恵比寿の東京都写真美術館ホールで開催される。

 

宗教や人種をこえて、貧しい人々のために生きたマザー・テレサ。1979年にはノーベル平和賞を受賞。1997年に惜しまれながら亡くなるまで、彼女はその行いによって「愛」とは何かを世界中に示し続けた。彼女が設立した「神の愛の宣教者会」は135の国と地域に広がり、今なお多くの人々が彼女の精神を引き継ぎ活動している。そして2016年3月、バチカン(ローマ法王庁)はマザーを、ローマ・カトリック教会で最高位の崇敬対象となる「聖人」に認定。式典(列聖式)は2016年9月4日、マザーの命日(9月5日)の前日に執り行われる。

 

「列聖記念 マザー・テレサ映画祭」では、マザー・テレサの活動を記録した珠玉のドキュメンタリー映画を上映。上映作品は、『すばらしいことを神さまのために』(特別上映)をはじめ、『マザー・テレサとその世界』、『マザー・テレサの祈り 生命(いのち)それは愛』、『母なることの由来−デジタル復刻版−』、『マザー・テレサの遺言』、『母なるひとの言葉』、『マザー・テレサと生きる』の7本となる。開催期間中は、マザーと親交のあったゲストを招いたイベントなども実施される予定だ。詳細スケジュールは決定次第、公式サイト上で発表される。

 

 

 

 

【映画祭概要】

「生誕100年記念 マザー・テレサ映画祭」

原題・英題:Mother Teresa Film Festival 〜 Commemoration of Mother Teresa’s Canonization ~

期間:9月10日(土)〜9月30日(金)

会場:東京都写真美術館ホール

休映日:9月12日(月)、9月20日(火)、9月26日(月)

 

提供:女子パウロ会
企画協力:株式会社フィールドワークス 
配給:東風
後援:カトリック中央協議会広報、カトリック新聞社、カトリック東京大司教区、駐日ローマ法王庁大使館、キリスト新聞社

公式サイト:http://www.motherteresa.co.jp/

 

料金形態:(いずれも税込)
前売特別鑑賞券 1,000円
当日一般・大学・専門学生 1,300円、
当日シニア・障がい者手帳をお持ちの方 1,100円
高校生以下 800円
リピーター割(本映画祭の当日券または前売券の半券提示) 1,100円

 

 

Photo 女子パウロ会

 

Photo 女子パウロ会

 

 

【上映7作品の作品概要】

 

■『マザー・テレサと生きる』 
(2009年/16:9/日本/73分) 文部科学省選定 カトリック中央協議会推薦
監督:千葉茂樹 企画・製作:女子パウロ会 製作協力:近代映画協会 語り:山根基世(ことばの杜)

千葉茂樹監督による〔生誕100年〕特別記念作品。マザーが深くこころにとめ、3度も訪れた日本では、どのようにその精神が受け継がれているのか?彼女の後継者シスター・ニルマラ総長の特別許可のもと、今も続く愛に満ちた活動に初めてカメラが向けられる。


■『マザー・テレサとその世界』 
(1979年/4:3/日本/55分)
監督:千葉茂樹 企画・製作:小島好美(近代映画協会)、白井詔子(女子パウロ会) ナレーター:来宮良子 

千葉茂樹監督が日本人として初めてマザーを取材。「貧しい人とともに生きるきびしい生活を選ぶのはなぜか?」……。映画は疑問を投げかけながら、マザーと仲間たちの清貧な日々、多岐にわたる活動を、マザーの力強い言葉とともに記録する。公開時大反響を呼んだ名作。


■『マザー・テレサの祈り 生命(いのち)それは愛』 
(1981年/4:3/日本/30分)
監督:千葉茂樹 企画:ファミリー・ライフ協会、女子パウロ会 製作:近代映画協会 ナレーター:岸田今日子

マザーがはじめて日本を訪れた1981年4月、その愛に満ちた7日間を映し出す。秒刻みともいえる日程をエネルギッシュにこなしながら、わずかな隙間を見つけては、最も貧しい人々に会いに行き、多くの日本人とふれあっていく。


■『母なることの由来 −デジタル復刻版−』 
(1986年/4:3/アメリカ/83分 企画協力:フィールドワークス) 
製作・監督:アン・ペトリ、ジャネット・ペトリ 撮影:エド・ラッハマン、サンディ・シセル ナレーション:リチャード・アッテンボロー

1986年アメリカで制作、88年に日本公開され話題となった作品。TVプロデューサーだったペトリ兄妹が、マザー・テレサと共に働きながら取材・撮影。79年ノーベル平和賞受賞の様子を収め、コルカタ、レバノン、NYなど10ヶ国に及ぶマザーの“奇跡”の活動を5年間追いかける。


■『母なるひとの言葉』 
(2004年/4:3/アメリカ/55分 企画協力:フィールドワークス)
製作・監督:アン・ペトリ、ジャネット・ペトリ 撮影:エド・ラッハマン、サンディ・シセル 音楽: スザンヌ・シアーン 

生前のマザー本人のインタビュー、そして1997年の盛大な国葬の模様が収録。そして、彼女を看取った修道女たちが語る死を間近にした彼女の最後の行動や言葉。観る者に“愛のひと”がこの世にいたことの奇跡を強く感じさせる。


■『マザー・テレサの遺言』 
(1996年/4:3/ドイツ/43分)
監督:マーセル・バウアー インタビュー:オメル・ダンゲ 撮影:プラモード・マチュー、A・カマル 

マザー・テレサが亡くなる前年に制作された愛と実践とインタビューの記録。宗教や人種を越えて世界中の人々に贈るメッセージを、時にユーモアを交えながら、迫力ある声と人間味あふれる笑顔で話すマザー。その存在感は、晩年であってもやはり圧倒的。1990年代につくられた希少な作品。

 

■特別上映作品『すばらしいことを神さまのために〜Something Beautiful For God〜』 
(※本映画祭の当日券または前売券の提示で、当日御希望の方を先着順でご招待します。)
(1969年/4:3/イギリス/50分 企画協力:フィールドワークス)
製作・監督:ピーター・シェファー インタビュアー:マルコム・マゲッリッジ 

1969年BBCで放送され、マザー・テレサのコルカタ(カルカッタ)での活動に密着し、全世界にその全貌を知らしめた記念碑的なドキュメンタリー。最初は客観的な距離を保つインタビュアーだが、マザーの活動に感銘を受け、のちにカトリック教徒となっている。

 




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