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松雪泰子主演『古都』文部科学省特別選定作品に決定、川端康成の名作が京都・パリを舞台に現代版として映像化

 

(C)川端康成記念會/古都プロジェクト

 

 

松雪泰子主演の映画『古都』が、文部科学省特別選定作品(青年向き、成人向き)、文部科学省選定(少年向き)に決定した。本作は、11月26日(土)京都先行公開、12月3日(土)より全国公開となる。

 

文部科学省特別選定は、過去には日本アカデミー賞最優秀賞作品『愛を乞う人』(平山秀幸監督)や、東京国際映画祭4冠の 『雪に願うこと』(根岸吉太郎監督)、『クライマーズ・ハイ』(原田眞人監督)など、その年の邦画を代表する作品が選出されている。

 

 

(C)川端康成記念會/古都プロジェクト

 

 

1962年に新潮社より刊行された川端康成『古都』の現代版として制作された本作『古都』は、原作では描かれなかった大人になった主人公たちの物語を、京都・パリ、二つの古都を舞台に映像化。

 

主演の松雪泰子が、京都伝統の呉服屋の姉と北山杉の里で働く双子の妹を一人二役で演じ、それぞれの娘役を橋本愛と成海璃子が演じる。共演者には、蒼れいな、蒼あんな、葉山奨之、栗塚旭、伊原剛志、奥田瑛二らが名を連ねる。監督はハリウッドで映画作りを学び、帰国後もアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥなど名匠の現場に参加し、CMやドラマでも活躍するYuki Saito。本作が商業映画長編デビューとなる。

 

 

(C)川端康成記念會/古都プロジェクト

 

 

本作は、舞台となる京都の全面協力を得て撮影。劇中で松雪泰子が着用する和装は、宮内庁御用達の藤井寛の着物や山口美術織物の帯が使用され、橋本愛着用の着物は、5代目田畑喜八がデザインを手掛けている。また、茶道のシーンでは裏千家今日庵が全面協力。御家元より国宝級の道具を拝借し監修されている。さらに、華道のシーンでは、池坊専好次期家元、禅のシーンでは、妙心寺退蔵院 松山大耕副住職が出演するなど、「ほんまもん」へのこだわりが随所に登場する。

 

映画『古都』は、11月26日(土)京都先行公開、12月3日(土)より全国公開。

 


 

 

【作品情報】

『古都』

原作 : 川端康成『古都』(新潮文庫刊)

出演:松雪泰子(一人二役)橋本愛 成海璃子 蒼れいな 蒼あんな 葉山奨之 栗塚旭 迫田孝也/伊原剛志 奥田瑛二

監督 : Yuki Saito

脚本 : 眞武泰徳 /梶本惠美/Yuki Saito

題字:小林芙蓉

製作幹事・配給:DLE

(C)川端康成記念會/古都プロジェクト

公式サイト:http://koto-movie.jp/




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