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特集上映「ジャック・ロジエのヴァカンス」が10月22日より開催、『アデュー・フィリピーヌ』など長編3本

 

 

 

ゴダールが絶賛し、トリュフォーが嫉妬したフランスの映画作家ジャック・ロジエの特集上映「ジャック・ロジエのヴァカンス」が、 10月22日(土)より渋谷のシアター・イメージフォーラムで開催される。

 

フランソワ・ トリュフォーに「ヌーヴェル・ヴァーグの最も成功した作品」と評される『アデュー・フィリピーヌ』の監督として、日本でも一部の映画ファンに絶大的に支持されていたジャック・ロジエ。日本での包括的な紹介が待たれ、2010年にユーロスペースで行われた長編短編6作品の一挙上映によって、多くの映画ファンを魅了した。

 

 

ジャック・ロジエ

 

 

映画学校(IDHEC)に入り、ジャン・ルノワール『フレンチ・カンカン』の撮影に実習生として参加。その後、初監督作となる短編「Rentrée des classes(新学期)」を撮ったロジエが映画監督として名をあげたのは、トゥール国際短編映画祭に出品した短編第二作『ブルー・ジーンズ』による。この作品を絶賛したゴダールからプロデューサーのジョルジュ・ド・ボールガールを紹介され、長編第一作『アデュー・フィリピーヌ』を監督。一躍ヌーヴェル・ヴァーグの重要な人物となった。

 

 

『アデュー・フィリピーヌ』(C)2009-2016 A17

 

 

その後、長編劇映画としては、『オルエットの方へ』、「Les naufragés de l’île de la Tortue(トルチュ島に漂流した人たち)」と続き、長編第四作『メーヌ・オセアン』でジャン・ヴィゴ賞を受賞。2001年に「Fifi Martingale(フィフィ・マルタンガル)」の完 成にあわせ、パリのポンピドゥーセンターでレトロスペクティヴが開催された。

 

1926年11月10日、パリに生まれたジャック・ロジエが今年90歳の誕生日を迎えることを記念して行われる今回の特集上映「ジャック・ロジエのヴァカンス」では、『アデュ ー・フィリピーヌ』『オルエットの方へ』『メーヌ・オセアン』の長編3作品が上映される。

 

 

『オルエットの方へ』(C)2009-2016 A17

 

『メーヌ・オセアン』(C)2009-2016 A17

 

 

約10年に1本という寡作ながら、常に男たちを翻弄するコケティッシュな少女たちの、ヴァカンスの日常を映し続けてきたロジエの特集上映は、10月22日より、シアター・イメージフォーラムにて開催。

 

 

 

 

【概要】

特集上映「ジャック・ロジエのヴァカンス」

会期:10月22日(土)〜11月18日(金) 

会場:シアター・イメージフォーラム

上映作品:

『アデュ ー・フィリピーヌ』

『オルエットの方へ』

『メーヌ・オセアン』

配給・宣伝:アウラ

公式サイト:http://www.rozier.jp/new/index3.html




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