←prev entry Top next entry→
ユアン・マクレガー主演の新作スパイ映画『われらが背きし者』10月21日公開、各界著名人のコメントが到着

 

© STUDIOCANAL S.A. 2015

 

 

『裏切りのサーカス』などスパイ小説の巨匠として知られる、ジョン・ル・カレ原作『われらが背きし者』が、10月21日(金)より、 TOHOシネマズシャンテほか全国で公開される。このたび、一足早く本作を鑑賞した著名人のコメントが到着した。

 

元MI6という経歴を持ち、『裏切りのサーカス』などのスパイ小説の巨匠として知られる、ジョン・ル・カレが手掛ける大人気小説が原作の本作。昨今のパナマ文書にも通じる、国家を揺るがす大事件を背景に、友情、裏切、復讐、愛が複雑に絡み合う人間ドラマをスリリングかつエモーショナルに描き出した緊迫のスパイ・エンタテインメントだ。

 

主演は、『ゴーストライター』でヨーロッパ映画賞男優賞を受賞した、イギリスを代表する名優ユアン・マクレガー。そのほか『ドラゴン・タトゥーの 女』のステラン・スカルスガルド、「HOMELAND/ホームランド」のダミアン・ルイス、『007 スペクター』のナオミ・ハリスなど、名立たる実力派俳優達が脇を固めている。

 

 

© STUDIOCANAL S.A. 2015

 

 

物語は、平凡な大学教授、ペリー(ユアン・マクレガー)とその妻ゲイル(ナオミ・ハリス)が、休暇に訪れたモロッコのマラケシュから始まる。偶然知りあったロシア・マフィアのディマ(ステラン・スカルスガルド)から「助けてくれ」と相談を持ちかけられるペリー。ディマに渡されたUSBを手にイギリスに戻ると、MI6 のヘクター(ダミアン・ルイス)にも協力を要請されてしまう。国家を揺るがす危険な駆け引きに巻き込まれていくペリーとゲイルを待ち構える衝撃のラストとは?

 

スリル溢れる危険な亡命劇を『スラムドッグ$ミリオネア』(08)でアカデミー賞®撮影賞を受賞した経験を持つ、アンソニー・ドッド・マントルが、圧倒的な映像美と共にドラマティックに映し出す本作。モロッコ、イギリス、フランス、スイス、フィンランドの5カ国に渡りロケが敢行され、各地の美しい風景も見どころの一つとなっている。

 

 

© STUDIOCANAL S.A. 2015

 

 

以下、著名人のコメント(五十音順)。

 

「巨悪を巨悪が封じ込める。そこに立ち向かう普通の人たちの命がけの物語。リアル過ぎて言葉を失う。」 キャスター/安藤優子

 

「悪党は悪辣、正義の味方は快男児。プロットが見事で役者がうまい。何よりも全体にゆきわたるヨーロッパの空気感がなんとも心地よい。」 作家/池澤夏樹

 

「巻きこまれ、恐怖と刹那の快感に苛まれる男たち、そして美しい女たち…スパイ映画はいつだってスリリングだ。」 映画監督/崔洋一(『血と骨』)

 

「久しぶりに満足できる映画に出会った。脚本・演技・カメラワーク…すべてにおいて素晴らしい。映画マニアにはたまらない一品。」 漫画家/さいとう・たかを(「ゴルゴ13」)

 

「登場人物が全員、いぶし銀のように魅力的。古き良きスパイ映画黄金時代の魅力が濃密に詰まっていて堪能しました。」 作家・ジャーナリスト/佐々木俊尚

 

「ずっと続く緊張感の中、人物造形の見事さと転がり続ける展開で一気に見せる!これぞエンタメ!緻密で大胆な役者たちの芝居がまさに現実にありそうな世界観を生み出している。」 映画監督/白石和彌(『凶悪』)

 

「マフィアも国家も金融資本主義に毒された世界で、未だ愛を見出そうとする一発逆転の渾身の闘いだ。」 映画監督/瀬々敬久(『64-ロクヨン-前編/後編』)

 

「権力者のスキャンダルに巻き込まれてしまう夫婦を巡る物語が、美しい映像と抑制のとれた演出で、品の良い作品に仕上がっている。大人のサスペンスだ。」 ジャーナリスト/田原総一朗 

 

「ロシア・マフィアは、資金洗浄(マネーロンダリング)の情報(インテリジェンス)を手土産にMI6に助けを求める――それは「パナマ文書」の世界そのものだ。」 外交ジャーナリスト/手嶋龍一

 

「ジョン・ル・カレならではの大人のミステリアスな亡命劇。ロシアンマフィアのマネーが絡んだ物語。結末が秀逸。」 ジャーナリスト/鳥越俊太郎

 

「冴えない男だから選ばれた?たった一度の出会いでスパイにされた男の矜恃。巻き込まれ型スパイという諜報映画の王道がこんなに切なく哀しい物語になるとは。守るべきは信頼か正義か――冴えない男が挑む一世一代の勝負は哀しすぎる」 作家/真山仁

 

「英語を巧みに操るロシア人は要注意。そんなことができるのは、よほどのインテリかマフィアだけだからだ。」 危険地帯ジャーナリスト/丸山ゴンザレス

 

「時おり挿入される “物かげから覗くような”カメラが怖い。誰の視線なのだろう。観ながら気づく。これは組織と個人の闘いの映画なのだ。」 作家・映画監督・明治大学特任教授/森達也(『FAKE』)

 

「血に塗られたカネでも、それと向き合うのは血の通った人間だ。そこに生まれる悲劇と奇跡の人間愛に心が震えた。」 評論家・エコノミスト/森永卓郎

 

「社会の本質を見抜くには、そこで生きる人間の物語を知るべきなのだろう。「bloody(血なまぐさい)」という言葉が、今も脳裏に突き刺さったままだ!」 映画監督/ヤン ヨンヒ(『かぞくのくに』)

 

 

 

 

【映画情報】

『われらが背きし者』

原題:Our Kind Of Traitor

原作:ジョン・ル・カレ「われらが背きし者」(岩波書店刊)

監督:スザンナ・ホワイト「パレーズ・エンド」

脚色:ホセイン・アミニ『ドライヴ』

出演:

ユアン・マクレガー『ゴーストライター』

ステラン・スカルスガルド『ドラゴン・タトゥーの女』

ダミアン・ルイス『HOMELAND/ホームランド』

ナオミ・ハリス『007 スペクター』

提供:ファントム・フィルム、ハピネット

配給:ファントム・フィルム

© STUDIOCANAL S.A. 2015

PG12

公式HP:http://wareragasomukishimono-movie.jp

10月21日(金)よりTOHO シネマズ シャンテほか全国公開

 




| eigapress | 映画ニュース | - | - |