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『ポーランド映画祭2016』11月26日より開催決定!『灰とダイヤモンド』など全ラインナップ発表&メッセージ付き予告編解禁

 

「ポーランド映画祭2016」ポスター

 

 

『ポーランド映画祭2016』が、11月26日(土)から12月16日(金)まで、シネマート新宿にて開催される。このたび、本映画祭のラインナップが発表され、アンジェイ・ワイダ監督から日本の観客に向けたメッセー ジ映像も付いた予告編が解禁した。

 

今年で5回目を迎える「ポーランド映画祭」。今回、アンジェイ・ ワイダ監督が亡くなったことを受け、 急遽プログラムを変更。開催期間を1週間延長し、「追悼アンジェイ・ワイダ監督特集」と、最新のポーランド映画を特集する「ポーリッシュ・シネマ・ ナウ!」の2つの特集が組まれ、 全17作品の上映が行われることが決定した。

 

「追悼アンジェイ・ワイダ監督特集」では、レジスタンスの体験を基にした『世代』、 対ソ連の地下抵抗運動を描いた『地下水道』、第2次大戦前後のポーランド社会の流転を描いた『 灰とダイヤモンド』など、「抵抗3部作」として知られる作品をはじめ、史実をもとに、ホロコーストの悲惨さを訴えた名作『コルチャック先生』、18世紀末頃のポーランドを舞台に、一つの城に住む二家族の顛末を描く喜劇『仕返し』など、初期から00年代の作品を含む10作品が上映される。

 

「ポーリッシュ・ シネマ・ナウ!」では、画家ベクシンスキーの家族を描いた『最後の家族』や、今年ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞した『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ラブ』などの7作品が上映される。

 

また、今回の映画祭のために、 ワイダ監督の自宅で9月末に撮影した、『仕返し』『菖蒲』『戦いの後の風景』『夜の終りに』についてのワイダ監督によるコメントが、 各作品の上映前に上映。さらに、11月26日(土)初日、16 : 20の回には、「アンジェイ・ワイダ監督追悼プログラム〜 ワイダは語る〜」を開催。ワイダ監督から日本の観客に向けたメッセージ映像の上映、スコリモフスキ監督のコメントの上映、「夜の終りに」上映、トークイベントが予定されている。

 

なお、11月5日(土)より、シネマート新宿劇場窓口、 メイジャーネット通販にて、前売特別鑑賞券が販売中。映画 祭や各作品の詳細、上映スケジュール、料金は映画祭の公式サイトをチェックしよう。

 

 

 

 

【映画祭情報】

『ポーランド映画祭2016』

期間:11月26日(火)〜12月16日(金)3週間限定

会場:シネマート新宿

公式サイト:http://www.polandfilmfes.com/

上映作品(17作品):

追悼アンジェイ・ワイダ監督特集!

『世代』(1954年)
『地下水道』(1956年)
『灰とダイヤモンド』(1958年)
『夜の終りに』(1960年)
『サムソン』(1961年)
『戦いのあとの風景』(1970年)
『大理石の男』(1977年)
『コルチャック先生』(1990年)
『仕返し』(2002年)
『菖蒲』(2009年)

ポーリッシュ・シネマ・ナウ!
『最後の家族』(2016年)
『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ラブ』(2016年)
『ボディ(原題)』(2015年)
『ワルシャワ44 リベリオン/ワルシャワ大攻防戦』(2014年)
『ヨアンナ』(短編ドキュメンタリー)(2013年)
『わたしたちの呪縛』(短編ドキュメンタリー)(2013年)
『ルージャ/薔薇』(2011年)

 

 

『世代』© FILMOTEKA NARODOWA, STUDIO FILMOWE „OKO”, STUDIO FILMOWE „TOR”, STUDIO FILMOWE „KADR”, STUDIO FILMOWE „PERSPEKTYWA”, STUDIO FILMOWE „ZEBRA”

 

 

『地下水道』©STUDIO FILMOWE „KADR”

 

 

『灰とダイヤモンド』©STUDIO FILMOWE „KADR”

 

 

『コルチャック先生』©Ziegler Film „KADR”

 

 

『仕返し』©(2002)ARKA FILM.

 

 

『大理石の男』©STUDIO FILMOWE „PERSPEKTYWA”

 

 

『菖蒲』©AKSON STUDIO/TVP/MEDIAPLUS/ POLISH FILM INSTITUTE

 

 

『サムソン』©KADR Film Studio

 

 

『最後の家族』©Hubert Komerski

 




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