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【オフィシャルレポート】『ポーランド映画祭2016』シネマート新宿にて開催中、アンジェイ・ワイダ監督作など全17作品を上映
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2016.11.29 Tuesday 15:43
「ポーランド映画祭2016」ポスター
『ポーランド映画祭2016』が、11月26日(土)にシネマート新宿にて開幕した。
ポーランド映画界の巨匠アンジェイ・ワイ
ダが今年の10月9日に亡くなったことを受け、本映画祭の初日に は、アンジェイ・ワイダ監督の『夜の終りに』の上映後「アンジェ イ・ワイダ監督追悼特別プログラム〜ワイダは語る〜」を開催。本プログラムでは、今年9月19日にワルシャワのワイダ監 督のご自宅で撮影された、日本の観客に向けたメッセージを上映し 、ポーランド本国から日本学者で翻訳家のヴィオレッタ・ ラスコフスカ=スモチンスカさんをゲストに迎え、トークイベントを行った。 ヴィオレッタ・
ラスコフスカ=スモチンスカさん ワイダ監督のビデオメッセージでは、ポーランドで日本文化を紹介
する日本美術技術博物館“マンガミュージアム”の設立を行った経 緯を説明し、日本への強い思いと関わりを語った。また、 最後に「映画は、私のエネルギーであり生命なのです。 映画のない生活は想像できません。」と述べ、今年中に次回作の撮 影に取り掛かる予定だという強い意欲も語ってた。 ワイダ監督のビデオメッセージ上映の様子
さらに、日本とワイダ監督の関わりに関する研究書を執筆中である、
ヴィオレッタ・ラスコフスカ=スモチンスカさんは生前のワイダ監 督について、「様々な分野に意欲的に取り組み、非常に優しい人柄 でした。」と語り、「ポーランドの一般の方々が日本文化に触れら れる場を作ることに、とても熱心でした。」と明かした。 ポーランド映画祭2016は12月16日までシネマート新宿にて
開催。全17作品うち、アンジェイ・ワイダ監督作品は10作品を上映。 【映画祭情報】
『ポーランド映画祭2016』
期間:11月26日(火)〜12月16日(金)3週間限定
会場:シネマート新宿
公式サイト:http://www.polandfilmfes.com/
上映作品(17作品):
追悼アンジェイ・ワイダ監督特集!
『世代』(1954年)
『地下水道』(1956年)
『灰とダイヤモンド』(1958年)
『夜の終りに』(1960年)
『サムソン』(1961年)
『戦いのあとの風景』(1970年)
『大理石の男』(1977年)
『コルチャック先生』(1990年)
『仕返し』(2002年)
『菖蒲』(2009年)ポーリッシュ・シネマ・ナウ!
『最後の家族』(2016年)
『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ラブ』(2016年)
『ボディ(原題)』(2015年)
『ワルシャワ44 リベリオン/ワルシャワ大攻防戦』(2014年)
『ヨアンナ』(短編ドキュメンタリー)(2013年)
『わたしたちの呪縛』(短編ドキュメンタリー)(2013年)
『ルージャ/薔薇』(2011年)『世代』© FILMOTEKA NARODOWA, STUDIO FILMOWE „OKO”, STUDIO FILMOWE „TOR”, STUDIO FILMOWE „KADR”, STUDIO FILMOWE „PERSPEKTYWA”, STUDIO FILMOWE „ZEBRA”
『地下水道』©STUDIO FILMOWE „KADR”
『灰とダイヤモンド』©STUDIO FILMOWE „KADR”
『コルチャック先生』©Ziegler Film „KADR”
『仕返し』©(2002)ARKA FILM.
『大理石の男』©STUDIO FILMOWE „PERSPEKTYWA”
『菖蒲』©AKSON STUDIO/TVP/MEDIAPLUS/ POLISH FILM INSTITUTE
『サムソン』©KADR Film Studio
『最後の家族』©Hubert Komerski