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初期ゴダールの人気作『はなればなれに』新宿シネマカリテでレイトショー上映決定、ルーヴル美術館を全力疾走する名シーンも登場
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2016.12.20 Tuesday 18:39
©1964 Gaumont ‒ Orsay Films
映画『はなればなれに』が、2017年
1月21日(土) より新宿シネマカリテにてレイトショー公開されることが決定した。 本作は、ジャン=リュック・ゴダールがアメリカの犯罪小説をもとに製作した、型破りの3人組による恋と犯罪の狂想曲。ある日、偶然出会った小悪党の男ふたりと、アンナ・カリーナ演じる無垢な女の3人が、パリ郊外にある女の叔母の家から大金を盗む計画を立てるが、予期せぬハプニングから殺人事件へと発展するというストーリーだ。
『はなればなれに』は、33歳のゴダールと23歳のアンナ・カリーナが1963年11月に設立した独立プロ、アヌーシュカ・フィルムの製作第1弾。ミシェル・ルグランによるインストゥルメンタル・ナンバーと共に3人がカフェでマディソン・ダンスを踊るシーンと、実際のルーヴル美術館でゲリラ撮影された3人の全力疾走シーンは、映画ファンの間で現在も語り継がれる名シーンで、『ドリーマーズ』や『ウィークエンドはパリで』でもオマージュが捧げられている。
また、クエンティン・タランティーノは本作の大ファンで、自らの製作会社の名前に『はなればなれに』の仏題「Bande à part」と付けたのは有名な話。日本では長らく劇場公開が実現せず、1998年に初めて上映された初期ゴダール作品のなかでも特に人気の高い1作となっている。
【作品情報】
『はなればなれに』
監督・脚本:ジャン=リュック・ゴダール
1964年/原題 Bande à part/フランス/96 分/モノクロ/デジタル
原作:ドロレス・ヒ チェンズ『愚か者たちの黄金』
撮影:ラウル・クタール
音楽:ミシェル・ルグラン
出演:アンナ・カリーナ、クロー ド・ブラッスール、サミ・フレ、ルイザ・コルペイン
©1964 Gaumont ‒ Orsay Films
配給:コピアポア・フィルム
公式サイト:http://mermaidfilms.co.jp/hanarebanareni/
2017年1月21日より新宿シネマカリテにてレイトショー公開
©1964 Gaumont ‒ Orsay Films
©1964 Gaumont ‒ Orsay Films
©1964 Gaumont ‒ Orsay Films