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社会主義政権下の東ドイツで“ブレイクダンス”に希望求めた若者描く映画『ブレイク・ビーターズ』6月公開
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2016.04.26 Tuesday 21:00
映画『ブレイク・ビーターズ』が、6月25日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開される。
本作は、1980年代、社会主義政権下の東ドイツで、“ブレイクダンス”に自由や希望を抱いた若者を、実話を元にして描いたダンスムービー。物語は、東ドイツの工業都市デッサウに暮らす19歳のフランクが、西ドイツのテレビに出演していたダンサーの動きを見て目を疑ったある日の翌日に、ブレイクダンスやDJ、ターンテーブルなど、ヒップホップ黎明期の映像を収めたアメリカ映画『ビート・ストリート』を東ドイツの映画館で観てブレイクダンスの虜になり、親友アレックスや元オリンピック代表女性体操選手マティ、同じくブレイクダンスの魅力に取り憑かれたミヒェルと出会い、彼らと路上でダンスを踊るようになるというもの。
ブレイクダンスに出会い、プロダンサーになるまでを描く本作では、ダンス経験者を条件にオーディションが実施され、約800名の中から主要キャストが選ばれた。フランク役のゴードン・ケメラーとアレックス役のオリバー・コニエツニーはそれぞれダンスチームに所属し、ストリートダンスをしているダンス経験者。マティ役のゾーニャ・ゲルハルトは、ベルリンのダンススクールに幼い頃から通っていた元キッズダンサー。ミヒェル役のセバスチャン・イェーガーは、世界大会で何度も賞を獲っているダンサー。振り付けをドイツ出身の STORM(ストーム)が担当している。キャスティングが決まってからは、約9ヶ月のトレーニングが行われ、スタント無しのリアルなダンスシーンが作り出されたという。監督は、ヤン・マルティン・シャルフ。
映画『ブレイク・ビーターズ』は、6月25日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー。
『ブレイク・ビーターズ』
監督:ヤン・マルティン・シャルフ
脚本:ルート・トーマ
出演:ゴードン・ケメラー、ゾーニャ・ゲルハルト、オリバー・コニエツニー、セバスチャン・イェーガー
2014年/ドイツ/90分/ドイツ語/カラー/1:1.22/DCP/5.1ch/原題:Dessau Dancers/日本語字幕:金関いな
後援:ドイツ連邦共和国大使館 日本ストリートダンス協会
配給:アニモプロデュース
6月25日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー
公式サイト:
http://www.break-beaters.jp