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フランス港街舞台のウニー・ルコント長編第2作『めぐりあう日』7月公開、音楽は微分音トランペット奏者イブラヒム・マーロフ


『めぐりあう日』ポスタービジュアル © 2015 – GLORIA FILMS – PICTANOVO


映画『めぐりあう日』が、7月30日(土)より岩波ホールほか全国で公開される。このたび、予告編とポスタービジュアルが解禁された。

フランスの港街ダンケルクを舞台に、母と娘の運命的な再会を描く本作。自身の子ども時代をもとに、孤児となった9歳の少女が韓国からフランスへ養子として旅立つまでを繊細なタッチで描いた『冬の小鳥』で監督デビューを果たしたウニー・ルコント監督が、6年の歳月を経て完成させた最新作だ。物語は、産みの親を知らずに育ったエリザが、養父母の了解のもと、実母の調査を専門機関に依頼するが、 匿名で出産した女性を守る法律に阻まれ、実母に辿り着くことができない、というもの。

主演は、『君と歩く世界』や『灼熱の肌』に出演のセリーヌ・サレット。共演者には、アンヌ・ブノワ、ルイ=ド・ドゥ・ランクザン、フランソワーズ・ルブラン、エリエス・アギスが名を連ねる。撮影は、ジャン=リュック・ゴダールの『右側に気をつけろ』やレオス・カラックスの『ホーリー・モーターズ』などを手掛けてきたフランス屈指の女性撮影監督カロリーヌ・シャンプティエ。

音楽は、レバノン・ベイルート出身でフランス・パリ育ちの世界唯一の微分音トランペット奏者(本来トランペットは、3つのピストンバルブでできているが、微分音トランペットには4つのピストンバルブがあり、そのため半音よりさらに細かく分解された音、すなわち微分音を出せるように特注で作られたトランペットを扱う奏者)で、2014年公開の映画『イヴ・サンローラン』のオリジナル・サウンドトラックも手掛けるイブラヒム・マーロフが担当している。




 
『めぐりあう日』
監督:ウニー・ルコント
出演:セリーヌ・サレット、アンヌ・ブノワ、ルイ=ド・ドゥ・ランクザン、フランソワーズ・ルブラン、エリエス・アギス 
脚本:ウニー・ルコント、アニエス・ドゥ・サシー 
音楽:イブラヒム・マーロフ  
撮影:カロリーヌ・シャンプティエ 
製作:ロラン・ラヴォレ 
2015年/フランス/104分/カラー/ヴィスタ/フランス語 
© 2015 – GLORIA FILMS – PICTANOVO 
原題:Je vous souhaite d'être follement aimée(あなたが狂おしいほどに愛されることを、私は願っている)
英題:Looking for her 
提供:クレストインターナショナル、朝日新聞社
配給:クレストインターナショナル
公式サイト:
http://crest-inter.co.jp/meguriauhi/



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